韓国雑感

韓国雑感
2002年から撮りだめしていた韓国・寺院や文化遺産と思える映像を「韓国文化遺産の旅」というタイトルにまとめて、最近youYubeに相次いで投稿している。2012.5.1現在9本を投稿しているが、トータルで554回再生されている。今までブログとのリンクで流していたが、果たして見られているのか、その結果が分らなかった。まだ数は少ないがこうして毎日再生回数が表示されると励みになる。今一番アクセス数の多いのが麗水。今年「麗水海洋博覧会」が開催されるせいなのか、群を抜いてアクセス回数が多い。その次が海南の「茶山草堂」。そして「楽安邑城民族村」「華厳寺」「康津」と続く。最近は日本人観光客もソウルや釜山だけでなく、韓国の地方を旅するリピーターが増えたようで、珍島や木浦などの旅行記がインターネットでよく見かけられるようになった。中には韓国通のベテランが我々の知らないことを色々報告してくれている。ヤン爺は韓国に行くようになって16年余りだが、忠清南道、全羅北道は通過しただけ、忠清北道は足を踏み入れたことがない。2度以上訪れたのは全羅南道、京畿道、慶尚南北道だがそんな道の中でも行ってない所の多いこと。どうしても一人で廻れないので韓国の知人をたよりにするせいで、その人の住まいに近い所が重なる。今韓国の地図を眺めながら山の中に佇む多くの寺院を思うと焦る気持が募る。何とか代表的な寺院だけでも訪ねることができないかと、妄想している.取り敢えずは現在有る素材から10本程を手直しして随時投稿して行こうと思っている。
              ヤン爺のメールアドレス direcllp@vesta.ocn.ne.jp

ああ!韓国旅行

ああ!韓国の旅
2011.7の韓国の旅を書いていたが、11年12月22日以来このブログをサボてしまった。
今、2012年4月、桜の花も散ってしまい、間もなくゴールデンウィークを迎えようと云う時に、頑張って再開しようとPCに向かった。
休んでいる間、YouTubeへの動画のアップロードをするのに映像の編集なんかしてたが,何しろ年を取って持久力が無くなってしまい一気に仕上げることが出来なくなっている。
それでも、去年11月頃から2012年4月までに「韓国文化遺産の旅」のパイロットビデオ9
本をアップロード出来た。ボチボチだが再生してくれる人の数も増えて来た。後10本位を何とかアップロードして次の取材に行けたらと思っている。これからヤン爺の取り組むのは、寺院や遺跡だけでなく今も韓国各地に伝わる古典芸能、民族芸能を記録することだ。
時間が残り少なくなってきたが、身体が動き思考が停止しない限り挑戦する。このブログも書き続ける。
ヤン爺を応援してくれる人はこちらのメールアドレスへ。direcllp@vesta.ocn.ne.jp

韓国の旅 慶尚北道の一日〜1

「歓喜ペンション」の朝。結構飲んで寝たわりには爽やかに目覚める。ペンションの表に出て散歩する。夜着いた時は分らなかったが、ペンションの前から砂浜が見える。英語でソンドビーチと書かれた看板が立つ浜辺への入口を入ると、海の家らしいマンションタイプの建物や千葉や茨城の海辺で見かける民宿らしい建物があちこちに大きな看板を掲げている。

ソンドビーチの看板
ソンドビーチの看板

ペンションや民宿
ペンション

日本の海水浴場と何ら変わりはないのが一寸不思議である。ここは外国なんだがと云う気持と日本との関わりが深かった歴史がふと浮かんで来るのは、やはり韓国は日本人にとっても他の外国とは違うんではないかと改めて思ってしまうのだ。散歩を切り上げてペンションの部屋に戻ると、海鮮チゲが出来上がっていた。昨日竹島市場で買って来た魚の骨を利用してナムさんが作ったものだ。美味い!韓国の男達は家では殆ど厨房に入らない伝統があるが、キャンプなんかに出かけて作る料理は巧いようだ。やはり否が応でも軍隊生活を経験したせいなのだろうか。ここは日本の男達と大いに違う所だ。

海鮮チゲ
海鮮チゲ

食事が終わるとオムさんの提案で先ず浦項市の北のはずれにあるお寺に行く事になった。確かに韓国にもお寺は多い。しかもそれが山の中にあるのが大半だ。愈弘濬氏がその著書で紹介してくれていたお寺はマークしていたが、宝鏡寺というお寺は初耳だった。このお寺も宝鏡山国立公園がある内延山(ネヨンサン)の渓谷にある。駐車場周りは門前町と云っ様相で、そこから長い参道が内延山に向かってがまっすぐ伸び、そこを軽い登山装備の中年夫婦や夏休みに入った子供連れ家族等大勢の参拝客か登山客が登っている。今韓国の中年夫婦の間ではトレッキングが流行っているそうで、そういえば海南の大興寺のある頭輪山でもそんな二人連れをよく見かけた。参道両側には日本と同じように御土産屋や食堂が並ぶ。山門を潜ると、林の中から読経する僧侶の声が途切れなく聞こえて来た。全員境内に入って思い思いにお参りするのではなく見物する。意外にも参拝の人は多い。本殿では二人の僧侶がマイクを通して読経し、多くの老若男女が五体投地しながら礼拝(ライハイ)していた。このお寺も結構古い歴史を持っているそうで、新羅の頃の創建と云う。倭冦ー日本の侵攻を防ぐ事を願って建てられたそうで、このころから日本との関わりがあったのだ。1時間弱の見学で山門をでる。参道に並ぶ食い物屋に吸い寄せられ、名物だというドングリで作ったゼリー状の食べ物トトリムクを食べ、ドンドン酒を飲んで次の目的地に向かう。もう昼近い。

宝鏡寺山門
宝鏡寺山門

宝鏡寺境内
宝鏡寺境内

五体投地する人々
五体投地する人々

トトリムク
トトリムク

韓国の旅 夏の夜

「歓喜ペンション」の中庭で宴会である。テーブルの上には竹島市場で仕入れた刺身やキムチなどが並び、それぞれ好みの酒をコップに注いで先ずは乾杯。日本語と韓国語が入り乱れて話が弾む。日本人も野外パーティは大好きだ。それにも増して韓国人も大好きなようだ。山で海辺で河原で友達、職場、家族、一族郎党、講の集まりなど大人数で寄り合い、宴会をしている様子が出て来る映画を何本か見た事がある。そして、飲み食いの後は持参した結構大仕掛けのカラオケセットで歌が始まる。ここから日本人と韓国人の違いが出て来る。歌を唄う人以外の人は空間を見つけては踊りだすのだ。これはカラオケボックス、いわゆるノレパンでも同じだが、野外になるとその場の殆どの人が踊りだす。唄う者だけが楽しむのではなく、唄わない人も常に楽しむのだ。特におばちゃん(アジュンマ)たちは殆どが踊りだす。歌の順番を待ってしらけてる者などないのだ。我が歓喜の宴会場には残念ながらカラオケセットはないので誰も唄わないが、話は尽きる事はない。そしてとなりで宴会の準備をしている若者グループにも話が飛び火する。若者達もおじさんグループに敬意を払ったのか気軽に応えてくれている。釜山から来た23,4歳グループだという。朴さんが余った貝などを差し入れすると、間髪を入れずお返しのつまみを持って来てくれる。朴さんがヤン爺について説明し、おじさんグループの素性を解説すると、若者も片言の日本語で親しみを示してくれる。思いがけない日韓交流が出来た。どこかで花火が上がる。若者達が嬌声を上げる。見た目は日本の若者達と何ら変わらないのだが、やはりおじさん達目上の人に対する接し方は日本の若者と違う。一歩下がった気の使い方をしながら接しているようだった。8時過ぎに始まった歓喜ペンション中庭の宴会は終わる。今度は室内に場所を移し、中庭宴会の続きが始まる。本当に韓国人は酒に関してタフだ。ヤン爺も負けまいと付き合ってはいたが、いつの間にかダウンして朝を迎えていた。韓国に来ると殆どがこうした宴会続きの日々を過ごす。我ながらよく身体が持つものだと思う。韓国のサイクルに身体が合って来ているのだろうか。

宴会風景
韓国の若者達との交流

韓国の若者達との交流
宴会風景宴会風景

韓国の旅 夏

韓国慶尚北道・慶州ー新羅の郷の感恩寺(カムンサ)址が暮れなずむ頃、大邱の仲間達はヤン爺を車に乗せて新羅の山間を走り抜ける。新羅の代、三国統一を目指して善徳女王を戴いた金庾信を先頭に新羅の兵達が駆け巡った山野なのだろうか?韓流時代劇を観た後、その地を訪れる事が出来、旅に特別の感慨を齎してくれる。さて、これから何処に行くのか?暫く田圃や山陰を走ると再び海岸線を走っている。どうやらポハンと云う所らしい。東海岸線を訪れたのは6年前の東海(トンへ)以来で、余り馴染みがなかった。「ポハン」という発音名もピンと来なかったが、前方に無数の煙突が見えて来て初めて製鉄の町「浦項」だと分った。日本の新日鉄かが協力して製鉄会社の出来るまでを描いたドラマを思い出す。その製鉄所が今や世界一の生産量を誇る「ポスコ」という製鉄会社としてこの浦項の町の発展に寄与してるらしい。専門外の我々には馴染みはなかったが日本との関係は深く、多くの日本のビジネスマンが訪れる町だと云う。日本で言えばかつての千葉臨海工業地帯や川崎などの町といえようか。

浦項ポスコ通り
浦項ポスコ通り

車は広い道路の左右に連なるポスコの工場街を抜けて橋を渡り賑やかな町の中に入る。市場で今晩の食料を仕入れると云う。駐車場に車をいれ、仲間がゾロゾロと歩き出す。「竹島市場(チュクドシジャン)」というらしい。見渡す限り市場だ。ナムさんと金君と朴さんは野菜やキムチ、塩辛の仕入れ。オムさんともう一人の金さんは魚や肉類の仕入れに分かれて広い市場内をあちこち廻る。ヤン爺も撮影しながら走ったり歩き回る。鮮魚やその他海産物売り場、精肉売り場、豚足専門、キムチ、ありとあらゆる食材が品目毎に集まった店で売られている。夕方遅くなってもう生の良い魚はほぼ無くなっている。それでも生け簀に入った魚を捌いてもらう。約一時間、漸く今晩の宴会用の食材を仕入れ終わり、市場の近くのスーパーマーケットに飛び込みビール、焼酎、マッコリ、更に海苔や油、ラーメンに米を仕入れる。

竹島市場
竹島市場竹島市場
竹島市場竹島市場
竹島市場




所で今晩の宿はというと「松島(ソンド)海水浴場」のペンションを確保したと云う。ペンションとは洒落てる。すっかり暗くなった町を抜けてやがて潮の香りのする海岸に到着。ペンションという建物に荷物を運び入れる。日本で言う民宿の様だ。名前は「歓喜ペンション」と看板が掲げてあった。部屋は6畳一間に台所、トイレとシャワー付き。敷地内には中庭があり、そこに一脚7,8人が座れる木のテーブルが四脚設置されている。テーブルの上には簡易ガスコンロがおいてある。そこが宴会場と云う訳だ。庭の片隅には流しが設置されていて、後片付けなどが出来るようになっている。もう既に2組の団体が宴会の準備をしていた。オムさん、ナムさん、金さん達が手際よく宴会の準備。テーブルにはさっき市場で捌いてもらった美味しそうな白身魚や貝の刺身。キムチや塩辛などが並べられて行く。こうした野外での食事の支度は日本にいる時から、彼らは手際が良かった。さあ、“歓喜”の宴会が始まる!

ペンション中庭の宴会場
ペンション中庭の宴会場

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